社会人1年目が見た「企業が必要とする人間」
たまにはキャッチーなタイトルで。
そろそろ社会人生活も1年になり、「次の新卒としては~」とか、「○○な人を中途採用したい」など、企業側目線での採用の話を聞く機会も増えました。幸いにも採用活動に携わることも多く、人材紹介会社の人ともよく話すので、自社他社問わず、色んな方の意見や経験を聞くことができました。
後輩のエントリーシートを添削することも多いため、就活生に向けては「企業が必要とする人間」ってどういうものかをお伝えできればと思います。(もちろん僕の所感なので、鵜呑みにせずに。。)
よく聞く話
「コミュニケーション能力が高い人」
この能力がないと「コミュ障」や「アスペ」なんてよく揶揄されますが、だいたいの採用基準に書いてありますよね。人と会話のキャッチボールができるかという能力です。「○○さんは是非採用したい。コミュニケーション能力も高いし…」というフレーズでよく聞きます。
営業の方は必須だと思いますが、技術職では必ずしも必要ないのではというのが僕の意見です。技術者採用では口頭ではなく文字チャットを使って面接するという会社もあるくらいで、コミュニケーション能力不足で技術職をふるい落としてしまうのはもったいないんじゃないかな…と。
「好奇心が強く、失敗を恐れない人」
失敗したら責めるくせに!なんて言ってはいけません。それでもくじけない強い心が求められています。…と冗談半分に書いてみましたが(^_^; ビジネスをより良くするスキル(性格)ですね。「やる気がある人」なんて言い方もありますが、同じような意味かと。
確かに好奇心旺盛な人と話していると、とても楽しいです。好奇心の高さから色んな活動をしている人が多いので、タメになったり、それ面白そう!やってみたい!と、僕自身のモチベーションにもつながることが多いです。
一方で、この好奇心や失敗を恐れない性格は、会社の土壌や社風も大きく影響すると思っています。元々好奇心旺盛で色々なことに挑戦していた人も、社風がコンサバであれば次第にそこに馴染んでしまいます。好奇心が強く、失敗を恐れない人を求めるのであれば、求めるだけではダメで、会社の土壌や社風も合わせて変えていく必要があるのではないでしょうか。
「勝手に成長してくれる新卒」
学生さんは「まさか」と思うかもしれませんが、結構聞きます。端から他の社員に興味がないパターンですね。
もちろん勝手に成長してくれれば楽ですし、定年退職なんて夢になってしまった現代なので、「成長」させることに対するコストが見合わないと考えると、合理的な面もあります。この場合は「成長」というのが、先輩社員が手とり足とり…というのを想像しているのかもしれません。
一方で、社員が成長するかどうかは社風や土壌が大切だといいます。とある大学の教授が昔、「何を研究するかじゃなくて、誰と研究するかが一番大切」だと言っていました。この手の話はよくききますし、僕も経験から正しいと思うので、僕一個人としては人が育つ「環境」を配備したいなと思っています。
「ビジネス意識のある人」
ちょっと意外なのが、この「ビジネス意識」というもの。要するに企業の利益・コストを考えて行動できるかということなのですが、就活中の学生にも、この「ビジネス意識」を企業は求めているようです。入社後に自然に身に付く意識だと思っていたので、学生のころは気にしたこともありませんでした。
ビジネス意識が高くITスキルがある人というのを知りあいで考えると、だいたい起業して頑張っていますし、ビジネス意識の高い技術者というのは特に採用が難しいと思います。
営業の方はどうなんでしょう…?経済学部辺りだと「ビジネス意識」を求めるのは自然なことなのかもしれません。
(意外に)あんまり聞かない話
「語学能力が高い人」
高いに越したことはないでしょうが、特別に意識している企業以外はそんなに気にしないのかもしれません。
「リーダーシップがある人」
これまた聞きません。就職活動中だとかなり意外に思うかもしれませんが、全員が全員リーダー気質でも困りますし、1つチームがあればリーダーは一人なので、全員がリーダー気質である必要はないのでしょう。
大手だと、リーダー気質な人を何人、○○な人を何人… と、性格によって採用人数が決まっているという話も聞きます。僕も就活ではキッパリ「リーダーではない」と言っていて、それでも面接を通過できました。就活生は無理せず、自分の性格の良いところを素直にアピールして欲しいです。
所感
色々と書いてみましたが、大前提として新卒入社と中途入社に求めていることが全く違います。
新卒に対しては、上記の「コミュニケーション能力」が高い人や「好奇心/失敗を恐れない」人、中途に対しては各種スキルや、リーダー格を採用する場合はリーダーシップを求めているようです。
いずれにせよ、採用の話をする時は「(ポテンシャルも含めて)いかに初期値の高い人を連れてくるか」という話になるので、そのあとの能力を伸ばすためには、一社会人としては採用の後のことも考えていきたいなというお話でした。
就活生に向けて
上で述べた、「よく聞く話」は企業側から見た理想の人材像です。企業がどんな学生を欲しがっているか、という点に目を向けて、エントリーシートや自己PRをしてみてください。「こんな性格が貴社に合っている」「こんな性格や能力を生かして、貴社に貢献できる」という、企業側からみたメリットを訴えかければ、エントリーシートや自己PRはぐっと良くなります。
この辺りの話は「ロジカル面接術」に詳しく書かれていますので、ぜひ読んでみてください。おススメです。


キャッチーなタイトルで書いてみた / 「社会人1年目が見た、「企業が必要とする人間」」http://t.co/sZrLv2ro